こんにちは!
愛知県碧南市を拠点に、名古屋市や高浜市をはじめ愛知県内を中心に、自動車部品・家具などのパイプ加工・切断を手がけているスミテック有限会社です。
スチール・ステンレスパイプの切断・加工がメインのスミテックですが、ステンレスパイプといっても種類や材質はさまざまです。
今回は「ステンレスパイプの基礎知識」と題して、ステンレスパイプの種類や材質についてお話しします。
この記事を読んで少しでもご興味をもっていただけたらと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
ステンレスパイプの種類
シームレス管
丸棒状の材料から引き抜きなどの加工をしたステンレスパイプをいいます。
継ぎ目なし管ともいわれます。
次に紹介するセミシームレス管では難しい厚肉や薄肉パイプの対応が可能です。
セミシームレス管
板材をロールフォーミングし溶接造管(電鋒鋼管)にした後、熱処理(応力除去)、引き抜き加工をしたステンレスパイプをいいます。
板材から加工するため、肉厚のバラつきが少ないという特徴があります。
ステンレスパイプの材質
オーステナイト系ステンレス材
ニッケルを含有し、耐食性に優れています。
非磁性です。
ただし、溶接などの加工によって変質で磁性を帯びる場合があります。
・SUS304
耐食性、溶接が良好で、最も一般的に使用されているステンレスパイプ材料です。
代表的な化学成分は、Ni8~10.5%、Cr18~20%とされています。
・SUS316
SUS304にNiの量を増やしMo(モリブデン)を添加することによって、耐食性、耐酸性と高温強度を向上させたステンレスパイプ材料です。
特に薬品や海水などを使用する環境でSUS304より高い耐久性があります。
代表的な化学成分は、Ni10~14%、Cr16~18%、Mo2~3%とされています。
・SUS321
SUS304にTiを添加することで、耐粒界腐食性を高めたステンレスパイプ材料です。
400℃~900℃の腐食条件で使用される高温溶接構造品などに使用されます。
代表的な化学成分は、Ni9~13%、Cr17~19%とされています。
・SUS201
SUS304のNiをMnとNで置き換え低価格化したステンレスパイプ材料です。
JIS規格では「ばね用ステンレス」とされ、SUS301の代替材料です。
ばね、機械構造用途に使用されます。
代表的な化学成分は、Ni3.5~5.5%、Cr16~18%、Mn5.5~7%、N0.25%以下とされています。
・SUS202
SUS300系基本種のSUS302に対してNiを節約し低価格化したステンレスパイプ材料です。
主に料理器具用途などのSUS304に変わって使用されます。
耐食性はSUS304より劣ります。
代表的な化学成分は、Ni4~6%、Cr17~19%、Mn7.5~10%、N0.25%以下とされています。
フェライト系・マルテンサイト系ステンレス材
一般的にオーステナイト系ステンレスに比べると安価ですが、耐食性が劣ります。
磁性があります。
・SUS430
フェライト系ステンレス材料の基本種です。
Niを含まないためSUS304に比べて耐食性は劣りますが、安価なため建築材料や一般家庭器具など広く使用されています。
代表的な化学成分は、Cr16~18%とされています。
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